●Future Furniture Competition 2021 受賞作品

『Future Furniture Competition 2021』
受賞作品が決定

2021年9月2日に『Future Furniture Conpetition2021』の最終審査が行われ、無事グランプリ1作品、優秀賞 3作品、入選3作品、合計7作品が選定されました。本来グランプリ1作品、優秀賞2作品、入選賞3作品の予定 でしたが、良い作品が多く、優秀賞が1作品追加され合計で、7作品の選出となりました。また最終審査に選出されなかった作品に対して、ガイアエデュケーションメンバー内で、この作品は素晴らしいという意見を集い、結果的に 3作品の特別賞を選出しました。受賞作品を全てまとめておりますので是非ご覧ください。

グランプリ 1作品

SPRED DESK & STOOL

SPRED DESK & STOOL
SPRED DESK & STOOL
SPRED DESK & STOOL

優秀賞 3作品

PETAL

PETAL

Central desk and stool style

Central desk and stool style

ALONS

ALONS

入選 3作品

with

with

FLOR

FLOR

s-tool

s-tool

特別賞 3作品

ひらめき
きらめきデスク

ひらめききらめきデスク

Luna Table
& Chair

Luna Table

tamitami
cube

tamitami cube

グランプリ 1作品

SPRED DESK & STOOL

主催者コメント

一つの製品で沢山の使い方が出来る点がとても素晴らしいと思いました。通常の使い方以外にも、座学の際のホワイトボードとしての活用などは能動的な能力を高める必要がある日本の子供たちに良い機会を与えられると思いその点を評価させていた だきました。

審査員コメント

・新しいコミュニケーションを生み出す力があると感じました。天板水平面を含め3つのパターンでの角度調整出来たり、床面でのWB活用、座学の机としての活用、スタンディング姿勢でのプレゼンテーションボード等、様々な場面に適した、高さや角度を探しながら今までの先生1対生徒多人数という場面からグループワーク、ディスカッションと言った使い方を想像出来ました。チェアに関しては、机と比較すると重さを感じるデザインの為、移動しにくいと感じる部分はありますが、その辺り含め今後、商品化される際にどのようなカタチになるのか楽しみです。(内山 敬子)

・机がWBになるだけでなく、WBの高さや角度を調整できる点が素晴らしい。机椅子もコンパクトに折り畳める点は評価出来るが、机と椅子のデザインを合わせ過ぎたため、構造的な不安定さや背もたれが無い点が、今後製品として考える場合には必要な部分であると感じた。(大松 俊紀)

・子供の目線で使えて、自ら動かして使い方を変えていけるというアイデアがとても良かったです。カラフルだけど落ち着いた配色で、子供やモノが教室に入った中でも調和の取れる配色が素敵だと思います。課題はスツールがもう少し軽やかでアクティブに使えた方が良い点だと思います。(比護 結子)

原田 一穂(Kazuho Harada)

受賞者:原田 一穂
Kazuho Harada

プロダクトデザイナー

1980年 神奈川県川崎市生まれ
2002年 拓殖大学工学部工業デザイン学科卒業
2016年 メーカー勤務、家具小売店勤務を経て独立
     :
2018年 第67回朝日広告賞(一般公募の部)小型広告賞
2019年 富山デザインコンペティション2019 審査員特別賞
2020年 富山デザインコンペティション2020 審査員特別賞
2020年 CERAMIC LIFE DESIGN AWARD 2020 入選
2020年 京都府主催 第4回Woodyコンテスト(木製家具部門)佳作
2020年 オレンジリボン運動 公式ポスターコンテスト2020 最優秀賞
2020年 超撥水風呂敷ながれ デザインコンペ2020 入選

コメント

このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。この作品のコンセプトに少しでも可能性を感じていただけたことを大変嬉しく思います。学校の授業や発表の場では口数の少ない子も、休み時間になると友達の机のまわりに集まって楽しくおしゃべりしていたのを思い出して、そのぐらい自然なコミュニケーションがとれたら、教え合うカタチにもまた新しい変化が生まれるのではないかと考えたのがこの作品のきっかけです。ICTの活用で様々なことが便利にスピーディーになっている現在ですが、子どもたちが能動的に行動を起こす環境という視点で捉えると、まだまだ整っていない部分もあると感じています。提案では天板をホワイトボードとしましたが、ゆくゆくは天板自体がタッチ操作のできる大きなタブレット端末となって、描いたことを共有したり、他校の生徒や先生とつながったり、通学時の荷物の重さの問題を解消したりと、現在の学習環境がより便利によりダイナミックなって、子どもたちの意欲や創造をさらに拡げるスタンダードな机になったら嬉しいです。

優秀賞 3作品

PETAL

PETALPETAL

受賞者:品田 聡
Satoshi Shinata

コメント

これまでの教育現場では、先生と生徒は直線的な[縦の学び]でしたが、昨今のICT教育空間では、生徒同士の学び合い、教えあいが広がり曲線的な[横の学び]に変容してきています。生徒同士の自発的なコミュニケーションを促し、ICTによる学びの相乗効果を高める教育用デスクをデザインしました。コンセプトはPETAL=花びらです。デスクを花びら一枚一枚のメタファーと捉え、生徒が集まるとあたかも花が咲くように、学びの会話にも花が咲きます。花びらが軽やかに舞うようにデスクも軽快に移動し、様々な生徒との偶発的なコミュニケーションが生まれるそんな思いを込めてデザインしました。


Central desk and stool style

Central desk and stool styleCentral desk and stool style

受賞者:中野 知木
Tomoki Nakano

コメント

これまでの普通教室の在り方は、教師と生徒の距離がそれぞれ異なり、不平等なものになっていました。それを、教師用のデスクとスツールを中心に、既存のアクティブラーニングチェアを環状に配置したスタイルにすることで距離が縮まり、また、新たなコミュニケーションを生み出す案を提案させていただきました。教育に関する製品は、大きな進化を生み出すことや、その結果を明確に計ることが難しい分野だと思います。今回のコンペに参加させて頂いたことで、子ども達の未来の道しるべを作ることの大変さや重大さを考えさせられ、大変貴重な経験をさせていただきました。時勢の事情もあり、コンペ運営も普段より大変だったと思います。関係者の皆様に大変感謝いたします。


ALONS

ALONSALONS

受賞者:渡邊 もも
Momo Watanabe

コメント

今回このような賞をいただくと共に、自分自身大変貴重な経験をさせていただいたことに大変感謝しております。他の方々の作品からも違う角度からの発想にインスピレーションを受けとても学べることも多かったです。当たり前だった学習スタイルがどんどん変わっていく世の中で、子供たちそれぞれの個性が引き出せるような空間が生まれればと思いこの作品を提案させていただきました。もし、実際に使用する場面などがありましたら、未来ある子供たちの何か少しの良いことに繋がると幸いです。

入選 3作品

with

with with

受賞者:原田 一穂
Kazuho Harada

コメント

学習の場は教室に限ったものではありませんが、他の場所で学ぼう!という行動を起こすきっかけがないので、どこで使ってもよい机があれば、子どもたちが自然と教室を飛び出すのではないかと考えました。

FLOR

FLOR

受賞者:久保 倫太郎
Rintarou Kubo

コメント

この度はこのような賞をいただくことができ、大変嬉しく思います。この学習机に出会った子供たちが、これから教室で起こるであろう素敵な学習体験への期待に、胸を躍らせてくれることを願っています。

s-tool

s-tool s-tool

受賞者:阿部 克彦
Katsuhiko Abe

コメント

一つのプロダクトを思案することで、全体を考えることができた。これからの教育やその空間のあるべき姿を学んだ気がします。近い将来この作品が多くの教室に点在し、子供達の笑顔や意欲が交錯することを夢にみます。

特別賞 3作品

ひらめききらめきデスク

ひらめききらめきデスク

受賞者:小泉 秀一郎
Shuichiro Koizumi

Luna Table & Chair

Luna Table & Chair

受賞者:金木 善之
Yoshiyuki Kaneki

tatami cubic

tatami cubic

受賞者:伊藤 潤
Jun Ito
受賞者:大塚 武
Takeshi Otuska
受賞者:水野 二朗
Jiro Mizuno
受賞者:松尾 雄太郎
Yutaro Matsuo
受賞者:渡辺 泰成
Yasunari Watanabe


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